ハイエースにエルゴメドD:知恵袋アンサー。

レカロシートに有識者の方に
ご意見伺いたく思います。
当方、身長173、体重63、
中年オヤジです。

車は200系4型ハイエース・
ディーゼル2駆です。
腰痛持ちなのでエルゴメドが
良いかと思っておりますが、
一番安価の Dモデルでも問題
ないでしょうか?

試座する場所も機会もござい
ませんので、ネット通販購入
予定でおります。 態度が
良ければ中古も視野に入れて
おります。

ご意見、宜しくお願い致します。

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お役にたてるかどうか
書いてみます、あくまでも
参考にどうぞ。

エルゴメドDはレカロらしい
良いシートです。

昔ながらの座面裏ゴムマット、
背もたれ内部に薄板鋼板
という組み合わせで、お世話に
なられたかたも多いとは
おもいます。

質問者さまの体型でその
エルゴメドDを利用しての
よい印象で座れる車は
やや残念ですが
ハイエースよりもノア
ヴォクシィ等に装着を
おこなうとそのシートの
良さのほぼ100%に近い
印象が得られるとおもいます。

その理由が今回のシート
選びの根っこにもなると
思いますので書いて
みますね。

ハイエースの座席はエンジン
フードの上に、かかとの置かれる
床よりはかなり高い位置に
お尻がきます。その印象は
純正シートを取り外しての
比較において参考までに
想像してみても、現在のノア等の
車種の純正シートを取り外した
状態とはかけ離れたお尻の
位置の高さです。

ワンボックス以外の多くの
車は多かれ少なかれ、純正
シートを取り外しての
着座を想像をするとお尻が
かなり低くなりすぎる印象
になります

そこで多くの車への装着時
には座面の全体的な高さの
調整と、シート前後端の
高さの別個調整ができて、
使用するシート種と
ユーザーの体型とを鑑みて
最終的にいずれかの座面
高さ角度を決定できる
いわばやぐらの
ようなベースフレームを
用いての装着を行います。
(いわゆる3ポジション等と
呼ばれるものです)

ハイエース、エブリィ
ハイゼット、キャラバン
などは、座面下とフード
上のクリアランスは
限りなくゼロにちかく
シート裏面がフードに
密着してかつ車両のフード面が
後ろ下がりになっております。

後付のシートをそこに設置
するとさらに座面前上がり
印象になります、その
状態にての印象がエルゴメド
Dでは素での装着では前上がりが
かなり強い印象があります。

またそのような上記の車種群には
用意するレールはやむを得ず
1ポジションレールと呼ばれ
スライドはできるがボルトの
抜き差し作業での安易な高さ
調整はできませんが、可能な
限り前後とも低くなる発想で
用意されたものです。

総合的にお薦めは?と
問われれば、ハイエースなど
ワンボックス系に
親和性が高いレカロは
LX-F(現行)SR-7F(現行)
エルゴメドMV等がその仰角が
低い代表モデル群です。

しかしながら良い部分も
エルゴメドDにはありセンターの
クッションの上下変形を
阻害する左右の縫い取りが
ないので、座面の自由変形が
しやすくやや、やせ方のお尻には
よい仕事を行いますが、上記の
車両背景により前上がりの
印象が強くきちんと(といわれる)
姿勢で着座するとかえって
前端の上がりが強い印象と
なり、それほど短くはないのに
短いとの印象を前下からの圧力を
感じることがあります。

座面の短いシートであっても
腰やでん部の違和感が無け
ればそれでよいとは思い
ます、その部分については
小は大をかねます。

仰せの体型での利用で
エルゴメドDの使用には
できるものなら、座面
後方のみ30ミリほど安全な
方法でリフトが出来れば
座面の印象はやや良い
感じになるとおもいます。

ただし乗降はやはり
エルゴメドMVやLX-Fの
現行モデルのほうが有利
かとおもいます。

ハイエースに低く
レカロをというのはあまり
芳しくなく、ハイエースには
シートの前側が上がりにくく
シートの後方は体型にも
よりますが低くなり過ぎない
様な装着が思いのほか
体は楽になり、頭を枕には
接触させない、肩甲骨
以下部分が背もたれの
低いところに押される
という着座の意識を持つと
腰痛に対しては効果をだす
とは考えられます。

また上記の数種のレカロ群は
一般的には純正シートの座面裏
構造よりは揺れ心地のみで
捉えれば、体型、セット方法
よっては数倍柔和な印象に
変わるはずです。

多く出回っている
ローポジションの金具は
レールなど固形部品に底面
ゴムクッションが接触して
その良い部分を一部阻害して
いますが、それでもレカロ
最高というかたは多く
おいでですね。

以下に
過去にノアにエルゴメドD
の装着を行ったさいの
インプレッション
メールが書き込まれた
画像を添付します。

自慢宣伝などではなく、
ハイエースと異なり
上記の取りつけ金具の
やぐらのようなものを
用いての調整を複数回
行ったことの結果です。
固有名詞を消しきれませんが
勘弁してくださいね。

それでもハイエースなど
ワンボックス車においては
調整しきれない場合も
ありますので、その場合
は、早めになれていただく
事が良い結果に結びつくの
ではないかとも思います。

より疲れにくいシートが
セットされるとよいですね。

しかし
書いてると当方も
長くて読みにくいとは
思いますが、ご容赦
くださいね。

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